みなさん、イギリスの発音で “water”はなんて発音するかわかりますか。
イギリス在住者やイギリス英語学習者ならわかるかと思います。
今回はこの “water”の単語と発音についての話です。
私はイギリスに来て語学学校に通って英語を学習したり、スキマ時間にできるだけイギリス人のYouTuberで勉強したりしているのですが、だいたいの先生はRP accent(Received Pronounce)と呼ばれるアクセントで話す人やそれに近いアクセントで話す人が多いです。
実はこのRP accentで話すイギリス人は約3%ほどと上流階級や育ちの良い人しか話さないと言われています。
最初の質問の答えですが、“water”の発音は日本語の「ウォーター」にとても近い発音で日本語の発音のまま「ウォーター」と発音して通じるので、日本人にとっては発音するのが簡単です。
ただこれは語学学校やRP accentで話すYouTuberが「ウォーター」と発音しているということなんですが…
去年の夏2日間、アメリカのMLB(Major League Baseball)のLondon SeriesがLondon Stadiumであった時の話。
試合中の食べ物や飲み物を買いにスタジアム内の売店で注文をしていたときのこと。
私:“Can I have a bottle of water(ウォーター), please.”
店員さん:“???”
私:“Water(ウァラー), please.” ←アメリカ英語風
店員:“Sorry?”
私:“…………”
私:“Water(ウォア), please.” ←オーストラリア英語風
店員:“Sure.”
通じたーーーーー!!!
当時イギリス英語だったら「ウォーター」の発音で通じると思っていたし今まで「ウォーター」で通じなかったことがなかったんですが、イギリスに来て「ウォーター」が初めて通じなくて最初焦ります。
冷静に考えて、この試合はアメリカの試合だし、ここに来ている売店のスタッフもアメリカ人かもと思い、2回目は「ウァラー」と発音してみますがそれも通じませんでした。
まさかどちらも通じないということがあるのかとびっくりし戸惑ったんですが、オーストラリア英語の発音が頭をよぎり、「ウォア」と発音してみたところ通じたんです。
まさかのファインプレーでした(笑)
実はイギリスにも「ウォア」と発音するエリアがあるんです。
あのときはまさかのオーストラリア人?とか思っていたんですが、イギリスでアメリカの試合の売店にわざわざオーストラリア人が働きに来たとは考えにくいし、きっとイギリス人なのかなと思います。
イギリスはいろんなアクセントがあるけどそのアクセントの人たちもイギリス映画を観たりして、アクセントを使わなくても理解しているものだと思っていましたが知らない人もいるんだなと思いました。
国が変われば同じ英語でも単語やスペル、発音が変わる。
そして国だけでなく地域によっても変わる。
英語を勉強すればするほど奥が深いですね。
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