ネイティブの英語力は?!

こんにちは、ロンドン在住のELLE(エル)です。

みなさんはなんのために英語を勉強していますか?

もし「TOEICなどのスコアを伸ばしたい」、「仕事のスキルアップのため」などの理由だったら今回の内容はあまりお役に立てないのかなと思います。

今回は生活する上で(駐在予定などの)英会話が必要な人、外国人のお友達が欲しい、2021年にオリンピックが開催されるなら外国人観光客が困っていたら助けてあげたいなど、これから英語を学習する人に向けての面白いお話になります。

目次

イギリス人の大人は文法を知らない?!

「イギリス人は英語を理解している」と思った方、

実は違うんです。

もちろん、英語は話せますし、日常で困ることはないかもしれません。

イギリスでは十数年前まで学校で母国語(英語)の授業がありませんでした。

そう、今の30歳以上の人はおそらく学校で母国語を習ってません。

ビックリですよね!

もちろん、語学学校の先生は先生になるための勉強をしているので細かい違いやわからないことに答えてくれますが、そこらへんにいる普通のイギリス人は意外と答えられない、特に文法に関して質問したら「なんとなく」と返ってくるらしいです。

私も語学学校通い始めたくらいのとき、アパートの管理人さんと会話してて英語の質問したら「んーわからない」「なんとなく」と返されてしまいました ^^;

じゃあみんなどうやって英語を身につけたのか。

それは英語が第一言語になるわけなので、親の会話は英語、テレビつけても英語、本を読むのも英語、生活をしながら身につけたらしいです。(語学学校の先生情報より)

学校で英語を習わずに身につける、実は可能だったんですね。

でもなぜそれが可能なのかは、“常に周りの環境が英語”、“英語で聞いて英語で理解する英語脳であること”がポイントになってきます。

考えてみれば日本人だって完璧に日本語を使えているわけではないですよね。

使い方を間違えたり、普段使わないような難しい言葉の意味を知らなかったりすることを考えれば、ネイティブが完璧に英語を理解していないのは納得できますよね。

発音はそこまで気にしなくていい?!

イギリスに住んでみてわかるのですが、びっくりするくらい移民が多いんです。

特にイギリスに近いヨーロッパからの移民者が本当に多い。
(2020年1月31日にBrexit(ブレグジット)」によりEUから離脱したので今後移民が減ってくると思いますが。)

あとトルコ人やインド人率が高いし、南米出身も多い。

本人はイギリス生まれだけど親が違う国籍だったり、ミックス(日本語でいう「ハーフ」)にミックスを重ねた人も多い。(本人は何人になるのか、わからないですよね(笑))

そうつまりそれだけ第一言語が英語じゃない人が暮らしているんです。

もちろん国籍はイギリスじゃないけどイギリス生まれイギリス育ちの人はきれいな英語を話す人もいます。

でもびっくりするほどみんな訛っているんです。

しかもイギリス人も住む地域によっていろんな訛りがあって大体の人が訛ってます。

ロンドン中心にいるとビジネスマンやエリートが多いのでそこまで癖の強い英語は聞きませんが、ちょっと郊外や地方都市に行くともう正直聞き取れない ^^;

でもすごい訛っているけどみんなその国や地域の発音の癖をなんとなくわかっていて訛りを聞くことに慣れていたり、文脈から読み取っているので聞き取れたり会話が成立しています。

なので日本人がネイティブみたいな英語の発音にこだわる必要はそこまでありません。

ただ、中でも日本人の英語はネイティブでも慣れていないのか聞き取りづらいそうで、語学学校の慣れた先生は聞き取れるけど普通の人は聞き取るのが難しいと言われています。

なぜ聞き取りづらいのか、その理由の一つに「口の動かし方・舌の使い方が違うから」と言われています。

もしネイティブのようなきれいな発音ができなくても相手に伝わるような発音を習得したいと思うなら、「フォニックス」という発音学習をおすすめします。

ネイティブも小さい頃は親や先生からこのフォニックスで発音を習います。

以前の投稿でフォニックスについて書いています。
よかったら読んでみてください。

https://world-lifestyle.org/english-before-going-abroad/

この口の動かし方を真似することで、たとえ上手く音が出なくてもネイティブでも口元を見て英語を理解しやすくなるし、ネイティブの発音に近づくことができます。

【英会話初心者】会話で大事なのは伝えること

もちろん英語の勉強を続けていけば、その過程にきれいな発音、正しい文法や表現を使えるようにすることが目標になってきますが、まずは伝える力を大事にして欲しいです。

ここでいう「伝える」というのは、「あなたの言ったことが聞き取れなかったからゆっくり話して欲しい」「あなたの言ったことが理解できなかった」「もう一回言って」「もっとわかりやすく(簡単に)教えて」「英語がわかりません」など相手に伝えることです。

最初は言われたことがわからず返事がなあなあになってしまいがちだと思いますが、わかったフリして話が通じてなかったりすると相手にされなくなってしまいます。

私も来て数ヶ月のとき、語学学校の帰りにバスの中で隣の人に「〇〇ってところは止まるか知ってる?」と聞かれたとき、聞き取れないし急に聞かれてテンパってしまって、ただ聞き取れない、返しがわからないだけで「No」しか言えませんでした。

それで相手にすごい不快そうな顔をされてしまって、慌ててバスの路線図をスマホで調べて見せてあげたらなんとか笑顔になってくれましたが、あのときの相手の表情と記憶は鮮明に覚えてます。

「英語勉強中で英語わからないんだよね」って言えば相手も嫌な態度はとってこないと思うので、もしお手上げ状態になったときに聞き返したり「わからない」と言えるようにしておきましょう。

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回は英語初心者、渡航予定の駐妻/駐夫さん向けに、「イギリス人だって正しく英語を理解していない、発音が訛っている移民がいっぱいいる」というお話をしました。

英語をうまく話そうとすることはあまり意識せず、英語が通じた喜びや話せるようになる過程への喜びをぜひ感じて、英語学習を楽しんでほしいなと思います。

インスタグラムではイギリス英語のクイズを投稿しています。よかったらインスタグラムも覗いてみてくださいね。

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